「自分でできる子に育つほめ方・叱り方」の書評
小さい子供の子育てをしていると毎日が戦場ですよね。
しつけに関しては何がダメで何が正解なのか考え出すと全く分からなくなり、疲れてしまう日々。
何を言っても言うことを聞かず、カンシャクをおこして修羅場に…
どういう育て方がいいのかな?・・・・
そんな時に読んだ「自分でできる子に育つほめ方・叱り方」
なんとなく、とりあえず褒めて伸ばすを意識していればOKかなと思ってましたが、この本を読んで考え方を改めました。
ダメなことは「ダメ!」、褒めるときは「すごい!」と抽象的なほめ方で終わらず、
「がんばってやりきれたね!」など努力や過程を中心に褒めることが大切。安易に褒めて伸ばすことはプレッシャーを与えてしまったり、モチベーションを下げる原因になってしまうそうです。
・具体的に努力や結果までの過程を褒める
・子供を権利を持った一市民としてみなす
子供としっかり向き合うことが大切。自分でできる子供に育つための要素盛りだくさん!
子供に対するイメージを見直す
まだ小さいからできないよな…
親としては子供はわからないことが多いので、一から十まで教えてさらに余分に手助けしてしまいがち。
言ってもなかなかやらないし、時間もないからやって上げたほうが効率的。
僕も朝の着替え、お風呂、などなど子供も頑張ればできそうなことを時間に追われている場面ではやってあげてしまいます。
子育ては子供が主役で、親である僕たちは脇役としてサポートに徹する。一人の個人として子供と接すると、かける言葉であったり対応が変わってきます。
試しに、もうすぐ3歳の息子の朝の着替え時、「こども園に遅れちゃうから早く着替えないとね~」的なことを話しかけ続けて説得すると自分から着替えしようとし出しました!時間はかなりかかるけど・・・・
子供がまだ小さいからできないという自分のイメージを変える!
子供の努力、過程を具体的に褒める
ほめ方には3種類あり、
・おざなりほめ・・・・「すごいね」などの表面的なほめ方
・人中心ほめ・・・・「優しいね」、「かわいいいね」性格や外見などの特徴を褒める
・プロセスほめ・・・・「がんばってやりきったね」努力や過程を中心に褒める
僕はというと、すごい!すばらしい!!えらい!!!
この3つを激しく繰り返すおざなりほめのエキスパートでした…
最近は娘が塗り絵やお絵かきにハマっていて、上記の3点セットのほめ方ではなく具体的に「これは誰をかいたの?」、「たくさん色を使ってるからきれいにぬれてるね」何が良かったかをちゃんと伝えるように意識してます。
その分、娘も気分を良くして何度もみせてくれるように(笑)観察力とほめ言葉のボキャブラリーが試される!
叱り方のポイント
・好ましくない行動の理由を説明
・ダメ、違うをできるだけ使わない
このポイントは強く意識したいところ。
子供が何かやらかすと、瞬時に「ダメ」、「ちがう」を言ってしまいますが、感情的にならず、なんとか堪えてなぜ好ましくないかを説明してあげるのが重要。僕も光速で「ダメ」とかいってしまう対応をしてました。特に、公共の場(公園とか)。
時間はかかるし、言ってもカンシャクを起こして聞いてくれないことが多いです。自分でできる子に育ってもらうためには根気が試される…
まとめると
・子供を一市民として捉えて、親が子供の行動をコントロールしない
・すごい、上手など表面的な褒め方でなく、努力やその過程を褒める
・罰を与える叱り方でなく、子供にダメな理由や親の気持ちを伝えて考えさせる
一昔前の体罰を与えたり抑えこむしつけ、指導法はもちろんダメで、おざなりにほめたりすることもダメ。
大げさに言うと、今の厳しい時代を自分の力で生きていく子供になってもらうためには親が子供の良きリーダーとして道しるべとなることが大切。
本書では3~12歳を対象としたほめ方叱り方について書いてくれています。ほめ方のポイントを詳しく書かれているので興味ある方はぜひ読んでみてください!
とはいっても、いきなり実行するのは骨が折れる・・・・
僕もまずは具体的に努力や過程を褒めてあげることから始めてるように、自分なりに腑落ちたことから取り入れる感じでOKかと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
それではまた。